Scratchでブロックをつなげていくときに、どういう順番でつなげていけばいいか悩んだことはありませんか?
プログラムが思うように動かないときは、ブロックをまちがえているか、ブロックのつなげかたをまちがっているときです。
ブロックのつなげかたは、プログラミングの大事なルールと関係しているんです!
プログラミングの大事なルール
プログラミングは、上のブロックから下のブロックへと順番に動いていきます!
上から下へと流れるというのは、まるで川のようですね。
この記事では、プログラムが川のように上から下に実行されていくこと(プログラムが動くこと)を、わかりやすくご説明します♪
先に起こることを上にもってこよう!
上から下に流れるイメージをもつために、川でボートをくだるのをイメージしてみましょう!
- 上流でボートに乗る
- 川を下る
- 下流でボートから降りる
この3つの順番で川をくだれるでしょうか?
ちゃんと川をくだれそうです!
もし順番が変わると、どうなるでしょうか?
- 下流でボートから降りる
- 川を下る
- 上流でボートに乗る
この順番だと、ボートで川を下るのは無理です(><)
先に起こることを一番上に書いて、次に起こることを下に書いて、次に起こることをさらに下に書いていくと、川下りを自然にイメージできますよね。
これと同じように、プログラミングも先に起こることを上にもってくるのがルールとなっています。
順番を守れば、コンピューターもプログラミングの内容を自然にイメージできるね!
練習でコツをつかもう!
順番を決めるときは、なにが先に起きて、なにが次に起きるかを考える必要があります。でも、順番を考えはじめると、頭がこんがらがってきませんか?
それは、私たちは順番を考えて動かないときもいっぱいあるからです。
ちょっとした練習で、順番を考えるコツをつかめるようになります!
練習は、簡単!
日ごろ、当たり前に行っていることを、少し細かく見ていくんです。
たとえば、ハミガキで見てみましょう!
- ハミガキペーストを歯ブラシにつける
- 歯ブラシで歯をみがく
- 水で口をすすぐ
- タオルで口をふく
このように日頃行っていることを少し細かく見て、それを言葉にしていきます。
言葉にしていくというのが、とても大事だよ!
プログラミングを学んでいくと、ハミガキよりもたくさんの順番を考えるときがあります。そういうときは、設計図を書くこともあります。
専門的(せんもんてき)なお話
ここから先は、すこしむずかしいお話になるので、小学生のお友だちは読み飛ばしてください!
順番を考えて順番に従いプログラムを組むことは、専門的にはプログラミング的思考と呼ばれています。
プログラミング的思考とは、物事の動作や順番を理解し、論理的に考えて目的を達成するための能力です。
プログラミング的思考は、文部科学省が「プログラミング教育を通じて目指す育成すべき資質・能力」のひとつとして挙げるものです。
論理的思考は、文系理系問わず重要ですよね
また、プログラミングが上から下へと実行されていくことは、専門用語で逐次処理といいます。
逐次処理とは、データが保存された順番でプログラムをを実行することです。どのプログラミング言語にも共通するルールであり、プログラミングの基本となるものです。
記事は、ここまで
お疲れさまでした☆
この記事のまとめ
✓ プログラミングは上から下へと実行されていく
✓ 日ごろから行動を細かく見て順番を言葉にしていく
✓ プログラミング的思考と逐次処理はプログラミングの基礎