

AIエージェントって、なにかなぁ~
今日は、AIエージェントについて、やさしく解説していきます!
AIと聞くと「会話するチャットボット」を思い浮かべる人も多いですが、AIエージェントはそこからさらに一歩進んだ存在。
この記事では、AIエージェントの基本・歴史・ChatGPTとの違い・活用例・作り方まで触れています!
AIエージェントとは?
最近「AIエージェント」という言葉を耳にすることが増えてきました。
でも「エージェントって何?」「代理人ってこと?」と疑問に思う人も多いはずです。
エージェント(agent)という言葉は、もともと英語で「代理人」という意味。
つまり、AIエージェントは 人間の代わりに動いてくれる存在 です。

AIエージェントは、“デジタル代理人”
人間の代わりに調べたり、判断したり、実行したり
たとえば、予定を調べて自動でカレンダーに登録したり、メールを整理して返信案を作ったりしてくれます。
会話だけで終わらず、目的に向かって自律的に動くのが、AIエージェントの大きな特徴です。
簡単な歴史と進化の流れ
「AIエージェント」という言葉は最近よく聞くようになりましたが、実は、考え方自体はずっと昔からありました。
その歴史は40年以上前までさかのぼります。
1980年代
・ まだAIが今ほど賢くない時代。
・ 特定の分野だけに特化して動くシンプルなエージェントが研究され始める
1990年代
・ インターネットが普及し、ネット上から情報を集めるエージェントが登場
2000年代
・ スマートフォンの普及により、SiriやGoogleアシスタントなど音声エージェントが一般化
2020年代
・ ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)が登場
・ 会話が格段に自然になり、さらに複雑なタスクも自動でこなせるように
・ この技術がAIエージェントブームを一気に加速

歴史ありですね
ChatGPTやGeminiとの違い
ChatGPTやGeminiは、家庭や仕事でも広く使われている「便利なおしゃべりAI」です。質問すると、その場で答えを返してくれたり、文章を作ってくれたりします。
イメージとしては 、知識豊富な先生 。
一方、AIエージェントは、会話だけで終わりません。
質問に答えるだけでなく、
- 必要な情報を調べる
- 状況を見て判断する
- 実際に作業を実行する
という流れで、タスクを最後までやりきることが目的です。
外部のサービスやツールと連携しながら、自動で仕事を進められるのが強みです。

ChatGPTは“答えをくれる先生”
AIエージェントは“先生であり秘書”
なぜ今注目されているのか
仕事を自動でやってくれるから
会議の予定を入れたり、データを整理したり、メールを振り分けたり。
こうした事務作業をAIが代わりにやってくれるので、人はもっと重要な仕事に時間を使えます。結果、生産性がグンと上がります。
技術が進んでできることが増えたから
ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)の進化や、他のアプリとつなぐ仕組み(API)が簡単に使えるようになったことで、昔は難しかった複雑な作業も、自動でこなせるようになりました。
作るのが簡単になったから
「プログラミングなんて無理!」という人でも大丈夫。
Zapier、Make、n8n のようなノーコードツールを使えば、ドラッグ&ドロップでAIエージェントを作れます。
AIエージェントの活用シーン
AIエージェントは、企業の業務効率化から、日常生活のちょっとした手間の削減まで、幅広く活用できます。ここでは、企業と個人、それぞれの視点から具体例を見ていきましょう。
企業での活用例
カスタマーサポート
顧客からの問い合わせを自動で受け付け、よくある質問にはAIが即時回答。複雑な案件や感情的な対応が必要な場合だけ人間に引き継ぎます。
営業支援
見込み客の情報を自動収集・分類し、状況に応じたメールを自動送信。担当者は提案や商談といった本質的な業務に集中できます。
社内効率化
会議日程の調整やリマインド、議事録の要約、売上や在庫などのデータ集計まで、自動でこなせます。
個人での活用例
メール整理と返信案作成
受信メールをジャンルごとに分類し、返信文の草案まで作成。確認して送信するだけで対応が完了します。
家計簿の自動化
銀行やクレジットカード明細から支出データを自動取得し、グラフやレポートで可視化。
ニュースの自動収集
興味のあるジャンルだけを毎朝まとめて送信。情報収集にかかる時間を短縮できます。
旅行や習い事の予約サポート
空き状況を調べ、条件に合う日程を提案してくれるので、予約作業がスムーズに。

企業と個人、どちらも時間の節約が最大の価値
GeminiとChatGPTでAIエージェントは作れる?
GeminiでAIエージェントは作れる?
Gemini単体でも高度な会話や文章生成、画像・音声の理解ができますが、完全に自動で動くAIエージェントにするには外部サービスとの連携が必要です。
Googleが提供するAPIや、Make や Zapier などのノーコード自動化ツールを組み合わせれば、プログラミングなしでもエージェント化が可能です。
さらにGoogle Workspace(Gmail、カレンダー、スプレッドシートなど)との親和性が高いため、ビジネスや日常のタスク管理に強みがあります。
ChatGPTでAIエージェントは作れる?
ChatGPT単体では会話と文章生成が得意ですが、自動で動くエージェント化には外部サービス連携が必要です。
MakeやZapierなどを組み合わせれば、プログラミングなしでも実現可能です。

どちらもAIエージェント化は可能ですが、得意分野があるので、用途によって選び分けるといいみたいです
AIエージェント作成の基本ステップ
AIエージェントは、作り方の流れさえ押さえれば、プログラミングができなくても構築できます。ここでは、初めての方も取り組めるように、5つのステップに分けて説明します。
目的をはっきり決める
まず「何のために作るのか」を明確にします。
- 毎朝、最新ニュースを要約してLINEに送ってほしい
- ネットショップの注文情報を自動でスプレッドシートにまとめたい
- 毎週月曜日に、家計簿の集計結果をメールで送ってほしい
目的があいまいだと、設定や動作が複雑になり、途中で挫折しやすくなります。
ツールを選ぶ
AIエージェントは、単体のAIだけではなく、複数のサービスを組み合わせて作ります。
代表的なツールは以下のとおりです。
- ChatGPT:文章作成や要約、アイデア出しに強い
- Make / Zapier:アプリやサービス同士をつなぐ自動化ツール
- n8n:高度なカスタマイズが可能なオープンソース自動化ツール
最初は無料プランのあるツールを選ぶと安心です。
ルールや手順を設定する
AIに何をしてほしいのかを、細かく指示します。
- プロンプト(AIへの文章指示)を作る
- 条件分岐(「もし〇〇なら、△△をする」)を設定する
- 出力形式(テキスト・画像・表など)を決める
例:「毎朝7時になったら、天気予報を調べて、短くまとめた文章をSlackに送る」
動作テストをする
いきなり本番運用せず、まずは試しに動かしてみます。
- 指示通りに動くか
- 出力内容が正しいか
- 不要な動作やエラーがないか
1回で完璧を目指さず、何度か調整しながら完成度を上げます。
改善しながら運用する
実際に使いながら、より便利にするための調整を加えます。
- 文章のトーンを変える
- 配信時間を変更する
- 情報源を増やす/絞る
小さな改善の積み重ねが、使いやすさを大きく変えます。

この流れで「動くAIの相棒」をつくれます
まとめ
AIエージェントというと難しそうに聞こえますが、実際は「ちょっとした作業を手伝ってくれるツール」くらいの気持ちで触ってみるのがおすすめです。
私も最初は専門用語ばかりで戸惑いましたが、少しずつ試していくうちに、「これなら使えるかも」と思える場面が増えてきました。
最初は、小さくてシンプルなことから。
たとえば「毎日の予定をまとめてもらう」とか「よく使う文章を用意してもらう」など、生活や仕事の中でちょっと楽になることから始めてみると安心です。